私の地元に飯福田寺と言うお寺があります。
山中のお寺で、長年同市内に住んでいながら最近までその存在を知りませんでした。

県内に「伊勢山上」と言う場所があり、切り立った崖の上に「岩屋本堂」と言うお堂がある事は知ってたんですが、まさか市内にあるとは思いませんでした。
灯台下暗しとはこの事ですね。

先日下見に行った際に、岩屋本堂の戸閉め式が１０月２４日にあると知り出かけてみました。






薬師堂前には下見の際にはなかった儀式の準備ができています。

伊勢山上は行場らしく、修験者の格好をした行者さん達が戸閉め式の儀式をするようです。

しばらく待っていると、法螺貝の音が山に響き渡りました。






１０人ほどの行者さんが参道の石段を登り、薬師堂の前で般若心経を唱えます。





その後、裏山にある岩屋本堂に登って、戸閉め式を行います。

岩屋本堂へ行くには山道を登った後、チェーンを伝って岩を登っていくわけですが、私は岩にカメラをぶつけるのが嫌で本堂で待っていました。
結構な年配の行者さんも登っていたので、準備をして登っていけば良かったと後悔しています。







さて、しばらく待つと、行者さん達が下りてきました。
戸閉め式が終わったようです。


これから本堂前で、柴燈護摩が行われます。
これがなかなか豪快で見ものでした。

行者同士の問答があったり、柴を焚いて天下安寧を願ったり、迫力ある行事で魅了されました。















戸閉め式が１０時から始まって、柴燈護摩が終わったのが１２時過ぎ。
その後火がある程度治まるのを見計らって火渡りになるのですが、午後から予定があったので火渡りをせずに帰ってきました。

それと先にも書いた山上へ登らなかったのも、後悔の一つです。
戸開け式が４月にあるようなので、その時には山上まで登ってみようかと思っています。



★お寺境内にはペットも入れますが、伊勢山上には入山できません。
　（ペット同伴の情報は突然変わる事があります。事前の確認をお勧めします。）