山号が新那智山、寺号は今熊野観音寺。
道々の案内には「今熊野観音寺」とか「新那智山観音寺」とあるので、ちょっとややこしい。

弘法大師が熊野権現から一寸八分の観音像を授かり、ここ今熊野観音寺に祀ったと言う事が寺の名前の由来らしい。
しかし熊野権現って神様ですよね。
しかも授かった観音像は天照大神が作ったとか。
もう神仏習合の権化のようなお寺ですね。

ついでに申し上げますと、ご本尊は弘法大師が自ら彫った十一面観世音菩薩。
実にありがたい。






しかし残念な事に犬は入山できません。
なのでマリンは車でお留守番です。

参道には紅葉の木が沢山あり、秋に来たら綺麗でしょうね。

医聖堂付近にも紅葉の木があり、朱に染まればお堂の朱色との競演が見られそうです。






医聖堂は小高い丘の上にあり藪の中を進んでいくと開けたところに綺麗な朱色のお堂が現れます。

その姿も見事ですが、下から本堂と一緒に見上げるのが一番絵になるかと。


さて本堂で御朱印を頂戴したら、太子堂とボケ封じの観音様にもお参りを致しましょう。







西国十五番札所
宗派：真言宗泉涌寺派
本尊：十一面観世音菩薩
開基：弘法大師
創建：824～834年
御詠歌：昔より 立つとも知らぬ 今熊野 ほとけの誓い あらたなりけり


★ペットの入山は禁止されています。
　（ペット同伴の情報は突然変わる事があります。事前の確認をお勧めします。）