狭田国生神社

「狭田国生」で「さたくなり」と読みます。

玉城町に流れる外城田川(ときだがわ)の近くにあるせいでしょうか、祀り神は川の神速川比古命(はやかわひこのみこと)と速川比女命(はやかわひめのみこと)。
それから土地の神様、山末御魂(やまずえのみたま)。

速川比古命と速川比女命は名前からして夫婦なんでしょうか、伊邪那岐命と伊邪那美命みたいですよね。
夫婦が鎮座してるところに一緒に入れられた山末御魂は、さぞや居心地が悪いでしょうね。。。


ここでも倭姫命が登場します。
倭姫命が天照大神を奉じて川を渡った時に、速川比古命が田地を献上したとか。
それで倭姫命が「速河狭田社」と定めたのがこの神社の起源のようです。
まるで大手企業が中小企業をグループ化するM&Aみたいです。



ここは本当に車を止めるところがありません。
最も最寄の駅はJR田丸駅。
1km弱ですから、散策がてら歩くのも良いでしょう。
と言っても本当に何もありませんが。。。


地元の人の生活道路をテコテコ歩いて行くと、鎮守の森が見えてきますが、入り口は道路沿いにはないのでぼんやりしていると見過ごします。
細い脇道に入ると境内入り口があります。


境内の中は摂社末社の標準的な広さですね。
しかし参道以外はすべて樹木が植わってるので狭く感じます。
10mほど歩いてL字の参道を右に曲がると社が見えます。



祀り神が三柱も祀られているので、三社分稼げるかと思ったのですが、そうは問屋が卸しませんね。
内宮摂社26位ですから1社分です。。。

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